月の欠片(かけら)が地球に旅をした。
そこは、広大久遠の銀河の一点に浮かぶ生命の星。
46億年前に生まれ、やっと20万年前、人が大地を歩いていた。
23,000分の1 (20万年 / 46億年) の時間で
人は、地表を作り変え、文明を築き、宇宙にも少し飛び出した。
一方で、貧困も犯罪も戦争も絶えない。核兵器もなくせない。
なぜ悪があるのだろう?
しかし、人は疑いを振りほどき、生活に追われ、学校に職場に向かう。
命が尊いって本当だろうか? なぜ悪があるのだろう?
月が、捨て犬のポチが、ニワトリのタマ子が、
熱くしなやかに答えを探ります。
2020年9月 あけび書房 より発行
全国の書店、または、ほとんどすべてのネット書店で取り寄せ可能です
もくじ
1 月の分身
2 ねずみの通り穴
3 月の探求
3.1 命が尊いってほんまなん?
3.2 なんで悪があるん?
4 月の書き置き
4.2 半月のページ(戦争について)
4.3 満月のページ(子どもたちについて)
5 三つの星
☆ 一つめの星
☆☆ 一つめ半の星
☆☆☆ 三つめの星
● お金の経済
● 脱皮後の世界
● よくある質問コーナー
● 循環センター
6 付け足し
- 著者より -
あらゆる社会問題の改善・解決には、
「命」のあり方と、「お金」のあり方、どちらも大事な視点で、どちらも原点に戻る必要があると思います。
『月から一石』は、
近未来の「貧困も病気も戦争もない世界」をグッと手繰り寄せたくて書いた作品です。
お楽しみください。叩(たた)いてください。
桑田泰秀 Kuwata Yasuhide
失われた無念の命のために
苦しんでいる命のために
生まれ来る命のために
命ある喜びのために
Y.Kuwata Japan Since 2020.9